本書は、伸び悩みを感じているアマチュアのイラストレーター、まだ経験の浅いプロのイラストレーターの方など、主に「駆け出し」の方向けに書かれています。イラストレーターなら、誰もが一度は思った疑問ばかりで、今日から使えるテクニックやちょっとしたツボが満載です。充実した基礎がまとめられた本書を読めば、魅せる表情を描けるようになり、どんなポーズも自然になることでしょう。
■第1章 「かわいい顔」を描きたい!
「アオリの顔」を簡単に描くコツ
アオリの顔の「あご周り」をかわいく描く
「微妙な角度の顔」の描き方
「目のデザイン」にはトレンドがある
Column1 デジタルイラストデビュー! ソフトの選び方
「奥の目」を描くときのテクニック
「口の魅力」は細部に宿る
かわいい顔の「鼻の位置」はどこ?
絵柄は「世界観」によって違う
「かっこいい髪の毛」を描くテクニック
■第2章 「全身」を上手に描けるようになりたい!
「楕円」を意識すると腕を上手く描ける
自分の手を見ながら「手」を描くときのコツ
「手前に突き出るもの」を描くときは「ゴール」から描こう
「手遅れ」を避ける下書きの注意点
「対になるパーツ」を描くときはパース線を意識!
「女性は描けるけど男性を描けない」人が見落としていること
「ぽっちゃりキャラ」を上手に描くコツ
「棒人間」でアタリを取るのが危険なワケ
フリーハンドで「直線を引く」ときのコツ
■第3章 「映える魅力的な表現」をしたい!
立体感や透明感がある「涙」や「汗」の描き方
Column2 iPad使いが、絵を描きやすくするためのアイテム
イラストの「映え」は色の選び方で変わる!
Column3 「液タブのよさ」と「板タブのよさ」の違い
「アニメスクショ風」のイラストを描きたいときは?
Column4 アニメ業界で使われているソフトは?
目がうれしくなる「映えるグラデーション」は彩度にこだわる
「服のシワ」を上手に描くための4つの決まり
「寄り」と「引き」で見る人の印象はどう変わる?
「胸の影」に見る「アニメ塗り」と「CG塗り」の違い
■第4章 「基礎画力」を向上させたい!
「平行」な線を意識してみよう!
手ぶれしないで「長い曲線」を引くコツ
「頂点の認知数」を減らしたほうがいい人、増やしたほうがいい人
先にキャラクターを描いてから背景を描くときの考え方
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エリカ –
おそらく購入するであろうターゲットから外れている絵初心者のおばちゃんです。可愛い絵を趣味で描いてみたいと思い読んだのですが、これはすごい!
みんな絵を描こうって思った時に最初に適当に女の子とか描くじゃないですか。そこで出てくる疑問がほぼ載ってます。奥の目どうなるんだっけとか。アゴどうなってるのよとか。ここ楕円なんだ!とか。この彩度挟むといいのかとか。フリーハンドで線を描くコツとか。全身を描く順とか!
辞書的なものを買ってぼーっと模写する前に意識したいことや仕組みが載ってます。ギッシリした本たくさんありますけど、まずこの本を見ながら好きに描いてみるといいのかなと。著者が講師をされているので非常にわかりやすく、年代によって違うアニメの作風とか絵柄の変化もちょこちょこ出て面白い。色々なコツを教えてくださりありがとうございます♪
amano –
作者の方がTwitterに載せていたtipsをもとに、新しい描き下ろしの絵や解説文が多く加えられていました。買って良かったです。
プロのアニメーターさんなだけあってアニメ塗りが自然でした。特に「少女向けアニメ」の絵柄のページは、個人的にそういうのが好きなので、参考になります。
最近の昭和レトロブームの影響なのか(?)、レトロな顔の描き方まで載ってました。
目のデザイン史や、演出面についてはあまり見かけないテーマで、面白かったです。
アイレベルの話が最後の方に出てくるので、タイトルの通り、初心者向けかなと思います。
やさしい指南書を探している人にオススメです。
とろぴかる –
以前たまたまpixivでかおりゅさんの講座を見て、なるほどと思ったので、本も買ってみました。
内容としては以前SNSで公開されていたTipsが新たに編集して収録されていたり、本書書き下ろしの項目もありました。
悪く言えば広く浅くなのかもしれませんが、他の本には見たことない事も載っていたので、私には良かったです。
この一冊で基礎から上手くなるというより、プラスアルファこういう所を気をつけるともっと絵が良くなるヒントみたいな事を、色々初心者にも分かりやすく教えてくれる本なのかなと個人的には思いました。
また個人的には特典の添削動画もいいと思いました。プロの方がどういったポイントに気をつけて描いているか、また少しのポイントの違いで絵が更に可愛くなることなどとても勉強になりました。
個人的には買って良かった本です!
Amazonカスタマー –
YouTubeの某アニメーターがやっているチャンネルを見たら小技的なモノ以外はほぼ全て解決するレベルで内容が薄いのと、絵柄や塗り方が正直古臭い印象でした。
絵柄に関しては1990年代から2000年代のアニメの絵柄が好きな人には刺さると思います。
男の描き方も載ってはいますが作例が少なすぎて全く参考になりません。
普段男ばかり描いて女の子を描こうとしたらゴリラになるとか不細工になるとかで悩んでいたら読むのもありかなと思います。
顔の角度云々解説がありますがこれを読んだら自由自在に描けるようになる系ではなくそれっぽく見えるだけだったりで、これを読んで画力が上がるとかはなさそうかと思います。
演出の項目に関しては作者がアニメーターなだけあってわかりやすかったですがページ数が少なく微妙でした。
イラスト一年生とありますが中途半端で正直誰向けなのかわかりませんでした。
相変わらず本が折れ曲がっていて雨のせいかびちょびちょでした。
urosan –
初心者向きというよりは、絵の勉強につかれた人に向けた小休止のような本です。
もちろんアニメを作りたい人にも、塗りの部分で参考になると思います。
本書は、主にあがってきた絵を直すうえで普段どこを見ているか、どう直すか、
そして、絵の勉強をしていてつまづく部分に焦点を当てて書かれているとおもいました。