グリザイユ画法とは、下塗りの段階で陰影をモノクロで塗り分けておき、あとから色を重ねて「厚塗りイラスト」を短時間で仕上げることができる技法のことです。本書は、CLIP STUDIOをメインツールとして、グリザイユ画法でイラストを作成する方法を基礎から応用まで詳しく解説しました。また、定番エフェクトとデコレーションブラシの設定方法についても詳しく解説します。
【Contents】
■1章 グリザイユ画法とは
1.グリザイユ画法とは
2.従来の彩色方法とグリザイユ画法の違い
3.グリザイユ画法の大まかなワークフロー
4.グリザイユ画法のメリット
5.グリザイユ画法のデメリット
■2章 モノクロ下絵の描き方
1.モノクロ下絵用にCLIP STUDIOをセットアップする
2.ブラシ設定
3.消しゴム
4.クイックアクセスパレットの設定
5.影の描き方
6.影を付けるor光を射す
7.影付けとハイライトによる質感表現
8.適正な陰影を把握するためのトレーニング方法
9.空気遠近法と色彩遠近法
■3章 合成モード
1.合成モードとは
通常
比較
乗算
焼き込みカラー
焼き込みリニア…ほか
■4章 作例1 大天使長
1.モノクロ下絵を描く
2.彩色
3.色調補正
4.エフェクト追加
■5章 作例2 ハイブリッドパターン
1.線画付きグリザイユ画法
2.自撮りポージング
3.線画(下絵)
4.彩色
5.背景の追加
■6章 作例3 和装の人魚
1.ラフを練る
2.アタリ線画
3.3Dモデルの導入
4.下絵の陰影
5.彩色
6.調整/エフェクト
■7章 エフェクト表現
1.エフェクトの描き方
炎(1)
炎(2)
稲妻
光球…ほか
2.デコレーションブラシの設定の仕方
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あんもないと –
グリザイユがよく分からなくて買いました
グリザイユを知りたいならこちやで十分しれます。良い本でした
90年代愛 –
この本でグリザイユ画法をマスターしようなどと間違っても思ってはなりません。工程の説明があまりにも雑過ぎて話になりません。「描きました〜♪」じゃなくてせめて工程や描き方の解説さえ有れば。。。
他のグリザイユ本かネットのグリザイユ講座系ブログでグリザイユ画法を取得することを強くお勧めします。
HAL –
内容は知りたいことが載っていたことや、グリザイユ画法を中心にした資料をなかなか見かけることがなかったので(数ページの分かりづらい説明が載った資料は多々ありましたが…)、そういった意味で参考になりました。
新品にも関わらず折れ曲がって届きました。
綺麗な本を…というのはもうAmazonに期待することは諦めようかと考え中です。
黒坂イリア –
一言でグリザイユといっても色々なパターンががあるかと思います。
この本では厚塗りや線画から描く方法等、作例やメイキングが掲載されており非常に参考になりました。
オヤG –
油彩画の古典技法で描いていたので、グリザイユ画法は、すんなりと入れました。私には合っていたようです。描いていて迷った時に、本書をちょっと見直しています。エフェクトについては、もう少し詳しいとよかったのですが、それは別の書で調べればよいです。ともかく、モノクロで下絵を描いていくので、時間はかかりますが根気との勝負です。しかし色をおき始めると、あっという間に彩色が終わります。大変、参考になりました。
Amazon カスタマー –
デジタルでグリザイユ画法を使った塗りをやろうと思ったけど、やり方や基本が分からないと言う場合に参考になります。
作例が3枚と少なめなので☆4にしましたが、やり方が分からず困っていたので5でも良いくらいです。
各イラストをじっくり解説してあるという点は良かったです。
陰影は個性が出るところなので、作者様の絵を見て陰影の付け方が分かるという感じではないですが、デジタルでのグリザイユ画法で一番よく分からなかった手順や設定がざっと理解できました。
通常の塗りと違って、既にそこそこ陰影を理解している人でないと実際に綺麗にはできないかもと思いました。
各フィルター効果の違いなどは結果の違いがかなり分かりやすく解説されています。
デジタルで陰影を付けるときのトレーニングページは、2ページでしたが参考になりました。
これから練習したいと思います。
よいちゃん –
動画サイトのお絵かき講座で簡単なグリザイユの解説があって興味を持ったのがきっかけで、色々と調べていたらちょうど自分が使っているお絵かきソフトのユーザーをターゲットにしている本書をみつけ購入しました。
まだ絵を描くという趣味をはじめて日が浅いですが、結果としてはわかりやすい書籍にあたったなというのが一通り読んでみた感想です。
内容はグリザイユ画法とはから始まり、メリットデメリットの解説。
そして基本的な影の付け方や質感の出し方、ブラシやパレットの設定、加算や乗算といったレイヤーの種類ごとの使い方などもちゃんと図説をまじえて解説してくれます。
レイヤーの種類ごとの使い方に関しては、なんとなく使い方のわかるものと全く効果のわからないものがあったので、画像を交えて一覧で解説してくれたのは初心者の私には特に嬉しい内容でした。
この辺り他の書籍だとなんでコレを使うのかはいまいちピンとこず、とりあえず今はコレ使うんだなーくらいのふんわりした理解だったりするとこもあったので助かりました。
レベルに合わない書籍読んじゃってたのかもですがw
なので同じ様に、他の書籍読んでてもなんとな~くで来ちゃった人も復習できていいんじゃないかと思います。
他の本の理解しにくかった部分が補完できるかもしれないですね。
こういった初歩の解説が全体的に理解しやすい親切な書き方がされてると感じました。
状況ごとの作例もついていますが、上記を読み込めば初心者でも内容は理解できると思いますので、あとは実践していけばできるようになれそうだなと思っています。
最後についていたエフェクトの描き方も今後参考になりそうで面白かったですし、基礎的な部分から実践まで学ぶところの多い書籍だと思いました。
グリザイユに関してはこれ一冊あればいいんじゃないでしょうか。
これから練習していきます。
ももんが –
この内容で完全マスターというのは誇張し過ぎかなと思う。
それでも全くやったことない人が入門用に読むには適していると思うが。
もっと他の作家のワークフローやより高度なテクニックも載っていると良かったと思う。